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 また、実際に排卵誘発法を用いて体外受精−胚移植を実施していると一人の患者様から一度に多くの受精卵が得られる場合があります。原則的には受精卵は2個まで とし(下図:妊娠率は移植する受精卵数が3個までならば上昇します。しかし3個以上では、妊娠率は上昇しないのに、多胎率が急激に増加します)、余った受精卵を凍結保存しております。こうしておけば、1回目の胚移植で妊娠しなかった場合でも次の周期に移植できます。さらに当センターは、凍結融解胚移植周期後の余剰卵(移植されなかった胚)も再び凍結保存することも行っております。こうしておけば、最小限の採卵で妊娠することができるわけです。



 
顕微授精は体外受精でも受精しない、あるいは極端に精子数が少ない場合に行われます。体外受精と同様に体外に取りだした卵子に、顕微鏡下で直接一個の精子を入れることにより受精させます。その後、一定期間体外で発育させた卵子は再び子宮に戻されます。つまり、生存している精子が一個でも存在していれば受精、妊娠が可能です。そのため受精率は体外受精と比べて若干高くなります。



←<写真に示す顕微授精では、まず卵子をガラス管で吸引固定後、あらかじめ精子を一個吸引しておいたガラス針で卵の殻(透明帯)に穴をあけます(上段写真)。続いて卵細胞膜に穿刺した後、吸引しながら穿破し、一個の精子を注入します(中段写真)。注入後、ただちにガラス針を抜きます(下段写真)>



たとえ精液中に精子が全く確認できなくても、造精機能が備わっていれば精巣あるいは精巣上体内より取り出した精子を用いて同様に受精させることもできます (TESE, MESA)。これらの方法により閉塞性無精子症、あるいは非閉塞性無精子症であっても、受精 ・ 妊娠していただける可能性はあります。












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