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2017.10.06

育児中

栄養と食事

乳幼児のアレルギーについて

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食物アレルギーとは?

体を守るはずの反応が、かゆみ、咳などを引き起こします。
人間の体には、ウイルスや細菌などの異物が侵入してきたときに、それらを攻撃・排除する働きがあります。これを免疫反応と呼びます。
ところが、食物など、本来は体に害を与えない物質も異物と判断し、免疫反応が過敏に働いてしまうことがあります。その結果、じんま疹やかゆみ、咳などが引き起こされます。これがアレルギーです。

どんな食品が原因になるの?
鶏卵、牛乳、小麦が3大食物アレルゲンといわれ、乳幼児期のアレルギーでは多くみられます。特に鶏卵は40%近く占めています。その他、大豆、えび、かに、落花生、魚卵などでアレルギーが出ることがあります。

自己判断で制限するのは禁物!
アレルギーを心配しすぎるあまり、妊娠中、授乳中に症状がない段階から卵や牛乳を除去したり、離乳食の時期を極端に遅らせたりすることは、栄養が偏る原因となってしまいます。自己判断で制限せず、アレルギーに不安がある場合は、必ず医師に相談しましょう。

『もしも、アレルギーと診断されたら・・・原因を正しく理解し、対応することが大切!!』 

アレルギー表示の確認をしましょう
食物アレルギーの発症頻度が高いもの、また重症化しやすい食物(特定原材料)に対して、微量でも含有している場合は、原材料表示がされるようになっています。

  特定原材料の名称
義務 卵・乳・小麦・落花生・えび・そば・かに
推奨 キウイフルーツ・バナナ・オレンジ・りんご・桃・くるみ・カシューナッツ・ごま・大豆・やまいも・まつたけ・サバ・鮭・いか・いくら・あわび・鶏肉・牛肉・豚肉・ゼラチン


成長による耐性獲得~アレルギーの改善~

赤ちゃんの時期にアレルギーがあっても、消化機能の発達によって、自然に改善していくことがあります。一般的に鶏卵・牛乳・小麦・大豆は改善しやすいと言われています。アレルギーと診断されても、気負いしすぎず、上手につきあっていきましょう。

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